当社のリサイクル

21世紀の資源循環型社会にふさわしい
先進のリサイクルプラントとして
「人と地球に価値ある高度資源循環型企業」をめざします。

■ 資源循環型社会への貢献

家電製品の自己循環型マテリアルリサイクルを推進し、高品質の再生素材を社会に循環させます。

■ 新製品のリサイクル設計に寄与

プラントで得た情報やノウハウを設計開発部門にフィードバックし、新製品のリサイクル性を向上させます。

■ 環境経営の推進

回収素材の付加価値を高め、徹底した廃棄物の削減と再商品化率の向上に努めます。

■ 環境教育等を通じた社会貢献

工場見学を中心とする「環境教育」をはじめ、社会貢献活動を積極的に行います。

自己循環型マテリアルリサイクル

当社では、シャープ(株)と共同開発したプラスチックの自己循環型マテリアルリサイクル技術をもとに、使用済みの家電製品から回収したプラスチックをシャープの新しい家電製品の部材として繰り返し再利用する取り組みを進めています。

【自己循環マテリアルリサイクル量】

2001年40tからスタートし、用途の多様化により需要が増加して、現在では、1,000t以上の出荷量となっています。


自己循環型マテリアルリサイクル部品

当社で分別破砕されたプラスチックは、再生加工メーカーにて物性調整され、家電新製品の部品として再生・再利用されます。

情報開示

開かれたプラントとして、事業情報の開示に努めています。

(1)-1 特定家庭用機器廃棄物の再商品化等

当プラントで特定家庭用機器再商品化法に基づき、実施された
2022年度の再商品化率(※1)および再資源化率(※2)は、次の通りです。
再商品化率 再資源化率
エアコン
エアコン 97% 99%
ブラウン管式テレビ
ブラウン管式テレビ 73% 95%
液晶・プラズマ式テレビ
液晶・プラズマ式テレビ 87% 99%
冷蔵庫・冷凍庫
冷蔵庫・冷凍庫 81% 99%
洗濯機・衣類乾燥機
洗濯機・衣類乾燥機 97% 97%


※1 再商品化率=再商品化重量[B]÷再商品化等処理重量[A]
※2 再資源化率=(再商品化等重量[C]+処理費を弊社負担で再使用、再利用可能にした重量)÷再商品化等処理重量[A]

A:再商品化等処理重量
再商品化等をした特定家庭用機器廃棄物の総重量

B:再商品化重量
製品の部品または原材料として利用(熱回収は除く)する者に有償又は無償で譲渡し得る状態にした重量

C:再商品化等重量
燃焼の用に供することができるもの又はその可能性のあるものを、熱を得ることに利用する者に有償又は無償で譲渡し得る状態にした重量に、再商品化重量[B]を合算した重量

(1)-2 LCA

LCA(ライフサイクルアセスメント)とは環境影響評価の手法です。
使用済み家電製品はリサイクルを行うと解体・部品回収され、再び家電や他製品用の再生素材に生まれ変わります。
この方法と、家電リサイクル法施行以前のように「使用済み家電を埋め立て処分し、回収されるはずの素材を天然資源を利用して製品化」する方法とを比較した場合、当プラントの効果を身近なものに置き換えてみます。
2024年2月実績
自動車 1490台相当
伸銅線 310km
新幹線 新大阪~浜松相当
アルミニウム アルミ缶 570万本相当
プラスチック PETボトル 860万本相当

(2) フロン回収量

2022年度
冷媒フロン回収 174t
断熱材フロン回収量 8t
合計 182t
一般に使用されているスプレー缶[420ml(380g)]に換算すると年間約47万本を回収したことになります。

(3)「健康宣言」企業に認定されました

2020年11月に、協会けんぽ「健康宣言」企業に認定されました。これからも従業員の健康づくりに取り組んでいきます。
協会けんぽ(全国健康保険協会)は「健康経営」に取り組む企業を「健康宣言」企業として認定し、応援・ サポートしています。 健康経営とは、経営者が職場環境や従業員の健康に配慮して、健康投資を行うことです。

全国健康保険協会 大阪支部「健康経営」
2022年8月に、「ひらかた健康優良企業」に登録されました。
枚方市は、全国健康保険協会(協会けんぽ)大阪支部、明治安田生命保険相互会社と連携し、企業の健康づくりをサポートしています。

従業員の健康づくりに取り組む企業を応援します!~ひらかた健康優良企業~
2023年3月に、「健康経営優良法人2023」に認定されました。これからも従業員の健康管理により一層取り組んでまいります。
健康経営優良法人制度とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取組みをもとに、特に優良な健康維持を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
「健康経営®」は、特定非営利活動法人 健康経営研究会の登録商標です。

日本健康会議2025

(4) 防災訓練、安全衛生

2023年12月1日から2024年1月15日まで「年末年始無災害運動」の期間中、弊社では従業員入口にて朝の挨拶と声かけ運動を行っています。今年度のスローガン「健康と安全で 幸せつなぐ年末年始」に基づいて、安全意識を高め年末年始の無災害に取組みます。
2023年7月1日から7日は全国安全週間です。弊社では従業員入口にて挨拶を行い、声かけ運動を期間中行っています。 今年度のスローガン「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」に基づいて、安全意識を全従業員に共有し、ゼロ災害に取組みます。
2023年6月29日に枚方東消防署立ち合いのもと、全従業員による総合消防訓練を行いました。今回は、ウレタン成型機からの出火発生を想定し、通報・初期消火・避難・被災者搬送と、水消火器を用いた初期消火に加え、屋内消火栓による放水訓練を実施しました。 枚方東消防署の方から、「工場火災では、ライン構造の仕様変更による変化点や、コンセントに堆積した埃、タバコの不始末も多く、まずは火災を予防する為には、毎年訓練することで初期対応を身につけることが大事」と、指導を受けました。
2022年6月23日に第二工場にて伊賀市消防署島ヶ原分署立ち合いのもと、全従業員による総合消防訓練を行いました。一軸破砕機室からの出火発生を想定し、通報・初期消火・避難と屋外消火栓による放水訓練を実施しました。
2021年11月10日に破砕工程に係る従業員による破砕・分別工程機器、ウレタン成型機等からの火災発生時に初期消火を確実に行えるよう、放水訓練を実施しました。 ポンプ稼働の手順から放水及び補助者の役割などを確認し、3人1組で災害時に備えた訓練に取り組みました。
2020年2月7日に、枚方寝屋川消防組合から講師の方を招いて、救命講習を実施しました。 2年に一度、作業者が心臓発作や脳卒中で倒れてしまった時に、対応できるよう心肺蘇生法やAEDの講習で、一時救命処置の訓練を行いました。